バイクを選ぶうえで外せない条件はいくつかあるが、見た目のカッコよさはバイク選びでは大いに重要視される項目だと思う。デザインには好みもあるが、手に入れやすいバイクの中でも、とりわけデザイン性に評判のいいバイクを紹介しよう。デザインの評価が高いものほど賛否がしっかり分かれる傾向にある。自身が求めるデザインを突き詰めてみよう。
ホンダ CBR250R
250㏄のわりに、グラマラスで品の良いデザインをしている。ホンダのトリコロールカラーに魅力を感じている方であれば、きっと見た目が気に入るはずだ。ライトは2016年式の2眼タイプで、常時点灯は片目だけだが、ハイビームで両目が点灯する仕様だ。2眼マシンの見た目には好みもあるだろうが、初心者でも取り回しがしやすいマシンである。
スズキ GSX-R125
一度見たら忘れられないかもしれない、ブランドカラーのトリトンブルーにSUZUKIのロゴという攻めたスタイルの原付である。メタリックなブルーが非常に鮮やかで目を引くデザインだ。
125ccながら本気のフルカウル仕様で、リッターが持つ重厚な雰囲気を受け継いでおり、Moto3クラスのような本格派。スリム&コンパクトで非常にまとまっている印象を受ける。
ホンダ CB1100
車体を見ると、まず目に飛び込んでくるのはエンジンだ。空冷ならではのフィンは薄くスマートな佇まいに、デザインを考慮して2本のカムシャフト同士の間隔が広く取られている。
性能を捨ててはいないものの、スペックに不満を覚える人もいる。ただ、空冷の造形に惹かれているなら最高のバイクになるはずだ。
ホンダ 400X
400ccには見えない、大型モデルにすら迫る各部ディテールで所有感を刺激する。国内正規では唯一の現行400ccアドベンチャーバイクとして世に送り出された。コストパフォーマンスもトップクラスといって差し支えないだろう。ただし標準仕様では装備が足りないため、最終的に高価になる傾向はある。
大型に慣れているとパワー不足を感じるかもしれないが、法定速度で楽しむ分には不足はない。
カワサキ ニンジャ400
Ninja400は優れたコントロール性能を持ち、ツーリングもスポーツ走行もこなすモデルだ。
Ninja650のモデルチェンジとして生まれたのがNinja400だが、Ninja650のデザインをうまく再現している珍しいモデルだ。デザインはNinja650とそっくりだが、NinjaのDNAを感じる流れるようなフォルムは健在ながらも、現代ナイズされたモデルである。
Ninja400のなかでも注目されているカラーはNinja400 KRT Editionのライムグリーン×エボニー。この車体デザインは、スーパーバイク世界選手権で戦っているNinja ZX-10RRを髣髴とさせるカラーリングで、アグレッシブな印象を強くしている。