最も売れたバイクと第2位・3位
2021年度において251cc以上のクラスで最も売れたバイクは、ヤマハの「SR400」です。
販売台数は6,966台となっていて、2位のカワサキから頭一つ抜け出た販売実績を誇っています。
やはりレトロでかわいいデザインが受けました。
街中で走っていても注目されますので、男性だけでなく女性の購入者も多いのが特徴的です。
SRシリーズはこれで終了ということもあって、最後にヤマハの名機シリーズを手に入れたいというファンの需要も大きかったと考えられます。
ストリートスタイルを引っ張り続けてきたSRは、その走りやすさと気軽さ、デザインの良さが自慢でどんなシーンでも魅力を感じさせてくれるバイクとなっています。
2位はカワサキの「Z900RS CAFE」で、販売台数は4,853台となっています。
カワサキと言えばZと言えるほどの定番モデルで、そのシンプルかつ走りを重視したスペックの高いボディーは幅広い層に受けています。
走行性能は高いのですが、250ccクラスということもあって難しさはなく、初めてこのクラスに乗る人でも乗りやすいというのも人気を集めた理由です。
3位はホンダの「GB350」で、販売数は3,976台を記録しています。
ホンダGBモデルは独特のレトロ感があって、このモデルもネオレトロとして受け入れられています。
うねりのあるパワーを見せてくれるエンジンなのですが、取り回しが良くてコントロールがしやすいので、気軽に走れるのが特徴です。
カスタムもしやすいですし、カラーリングも雰囲気の異なるバージョンが出ているので、幅広い層に人気があります。
このように、上位3位は排気量が大きくなっても、全体的に気軽に乗れるマシンが集まっています。
やはり以前のように難しいマシンを乗りこなすというよりも、楽しく乗れるスタイルが人気なのでしょう。
売れたバイク4位と5位
4位はカワサキの「Ninja 400」で、販売台数は3,483台となっています。
やはりNinjaの魅力は排気量が大きくなるほど実感できるようになります。
今回のモデルは、ボディーを250クラスと同じにするという異例の取り組みをしています。
そのため、見た目はほとんど変わらないのに、一気にパワフルな走りを実感できて軽さが際立ちます。
また車重も軽く仕上げることに成功していますので、燃費も良くて走りやすい一台となっています。
第5位は、ホンダの「レベル1100」です。
レベルシリーズは人気がかなり高まっていますが、その最上級クラスということで、存在感が強いです。
1100ccなのでかなり車重もあるのですが、重心を下げシート高も下げることで足つきと取り回しを良くしています。
安定感が強い乗り心地と、迫力のある見た目が人気の理由となっています。