2022年のバイク販売統計について
2022年のバイク販売統計を見てみると、250cc以下の軽二輪クラスでは、全体で7万1,100台が販売された。
これは前年比で10パーセント弱の減少となっている。
メーカー別にみてみるとホンダが5年連続でトップを維持しており、シェア42.6パーセントという記録を出している。
販売台数3万300、14.2パーセントの減少となっているが、それでもかなりのシェアを誇っていることが分かる。
2位はヤマハで18.1パーセントのシェア、3位は17.6パーセントでスズキとなっている。
2022年は販売台数こそ減少しているが、それまでは5年連続で販売台数の前年比プラスとなっていて、引き続き7万台以上をキープしている。
それだけ、この250ccクラスというのは人気が高いジャンルであることがうかがい知れる。
メーカー別のシェア順位には変動はないが、ヤマハとホンダが減少しているのに対して、スズキとカワサキが共に数字を伸ばしている。
特にスズキは6年連続してシェアを伸ばしている点に注目したい。
2022年に一番売れたバイク
2022年中に最も売れた250ccクラスのバイクは、ホンダのレブル250である。
1万501台の販売を達成しており、前年の1万1,227台からは多少減ったものの、相変わらず高い人気を誇っていることが分かる。
発売されてから5年連続で首位を守っていて、まさに不動の地位を築いていると言えるだろう。
レブル250の魅力は、シンプルながらもカッコよさや存在感を強み見せるボバースタイルのデザインだろう。
カラーリングもいくつかの選択肢があり、それぞれに個性を出しているのでそれぞれの好みに合わせて選びやすい。
また、剛性の高い鋼管ダイヤモンドフレームを用い、無骨さをアピールしている点にも注目できる。
走行性能も非常に高く、水冷式の単気筒エンジンは低速域から高速域まで安定したパワーと粘りを見せてくれる。
最大出力は26psとなっていて、長距離ツーリングでも安定した走りを実現できるためオールマイティな一台と言えるだろう。
フォルムからは大柄に見えるが、足つき感はとても良く、街乗りであっても小柄な方であっても無理なく乗れるのも人気の理由となっている。
2021年には250ccクラスでは全体の25パーセントがレブルという状態だったが、2022年は一時的受注を停止したため販売台数が落ちた。
これはコロナの影響でパーツ供給が追い付かなかったことや、新しい排ガス規制などが関係している。
その後、新型が2022年12月に発売されたので、さらに勢いを盛り返して2023年、2024年は販売数を伸ばすと見られている。